2013年入社 第一事業部
シニアマネージャー
キャリア
2024年07月09日
もともとバーテンダーとして飲食店で働いていました。夜の仕事をこのまま続けるか悩み、とりあえずダブルワークで昼に週2、3日働ける仕事を探していたときに、ポールトゥウィンの請負契約業務委託の求人を見つけたんです。デバッグの仕事がしたいというわけではなく、元々ゲームが趣味だったのと、シフトの自由度が高くて働きやすそうなのがいいなと思いました。
最初に割り当てられた案件はパチンコスロット。趣味のゲームが生かせると思っていたのに、ゲームじゃなかった(笑)。最初の1日だけセンターで働いて、すぐに数百名規模のお客様先のQA部隊にテスターとして送り込まれ、そこで約7年働きました。その間、最初の1年でサブリーダー、その翌年にリーダー、そしてシニアリーダーと、役職が上がるごとに担当する案件が大きくなりました。1日100名規模を管理する大型案件や看板コンテンツを任されたリーダーの頃は、まだ契約社員。お客様先の現場全体を統括するシニアリーダーの頃に、正社員になりました。
今その頃を振り返ってみると、センターで働いた経験が1日しかない状態でセンターを管轄することになったのは、逆に(笑)良かったと思っています。既存のポールトゥウィンの慣例に縛られることなく、新しい目線で効率的な手法を模索できました。お客様先に常駐することで、求められているニーズを掴めたのもメリットでした。
正社員になってからは大崎センター、浜松町センターのマネージャーを経て、大規模拠点である現在の秋葉原センターを任され、1日350〜400人と管理する規模が拡大しましたが、これまで地道に積み重ねてきたマネジメント経験が生かされていると感じています。
拠点責任者として、具体的には予算管理と収支管理、拠点戦略の策定と推進、拠点内のプロジェクトマネジメントをしています。ただ、これらをKPI設定し進捗を見ていれば良いというわけではなく、達成するための体制構築やオペレーション策定、人材管理など、PDCAサイクルを作って運用できる状況を作ることが重要です。
とても責任の大きな仕事ですが、もっと上を目指し、いずれは全国No.1の拠点にしたいという目標があるから、頑張れている気がします。また、一緒に働いてきた部下や同僚の存在も大きいです。彼らの力がなければここまで組織を大きくすることはできていません。従業員一人ひとりと向き合って苦楽を共にし、今の拠点を共に築いてきたことは、私にとって大きな財産になっています。
不具合のない状態で製品がリリースされたときが、これまでの頑張りが報われる瞬間。お客様から「岡本さんに仕事をお願いして良かった」と言っていただくことや、エンドクレジットに名前を載せていただけることも、大きな励みになっています。
このような高い評価をいただけているのは、指示されたことを要件通りに行うのではなく、予想以上のパフォーマンスを提供できているからだと思います。不具合を見つけることはあくまで手段であり、目的は品質を向上させること。前作と比較して違和感がある、仕様書通りでもユーザビリティ観点で不足している、ユーザー体験が損なわれる懸念がある、原作の世界観が守られていないなど、求められていること以上の提案をすることで、ポールトゥウィンとしての価値を高めています。
既成概念にとらわれないことです。ポールトゥウィンの30年の歴史から学ぶことも重要ですが、保守的な体質があるとも感じています。なので、常に周りと違った視点で考えることを意識しています。また、新しい価値を生み出すことが重要。そのためにニュースや業界トレンドに目を向け、情報のインプットを欠かさないようにしています。部下への年2回の定期面談でも「半年前と同じことをしていたら、何も評価できない」と伝えています。新しい提案やチャレンジがしやすい、風通しの良い環境づくりに力を入れて、みんなの挑戦をサポートしたいですね。
「主体性」と「当事者意識」、この2つが仕事を一緒に進めていく上で最も重要だと考えています。どれだけ優秀で実績や経験が豊富でも、評論家のような人は組織には必要ありません。評論にとどまらず、自分からアウトプットして完遂するところまでしっかりできる人材を求めています。
また、キャリア採用で入っていただいた方には、異なる文化やバックボーンから得た新しい提案を積極的にアウトプットしてもらいたい。自分自身も新しい仲間からたくさんの学びを得たいですね。楽しみにしています。